アラブの独特なリズムに合わせて、骨盤を揺らし美しい曲線を描く動きが特徴的なベリーダンス。オーナーインストラクターRhiaこと丸茂さんは、演劇を学ぶため留学したNYで出会ったベリーダンスに衝撃を受け、人生を変えられました。
「幼少期からクラシックバレエを始めさまざまダンスを経験し、ダンサーへの憧れは心の奥にありました。でも、バレエダンサーとしての自分には自信もなく、アスリート気質ゆえか、どこかはまれなくて。身体を柔らかく動かし、女性らしさと力強さ、1+1が2にならない複雑だけれど自由なベリーダンスの奥深い表現を体感し、『気持ちいい。私はこれがやりたかったんだ』と目を覚まされたようでした。改めて自分自身の生き方を見つめ直すなか、ダンスを通して何かをする人になりたい、という根本の思いにも気づかされました」
ベリーダンスを究めるため3年間ニューヨークで特訓の日々。著名な師匠に師事し、資格も取得。満を持し、いざ日本でその伝道師として生きていこうと帰国をした日が奇しくも東日本大震災当日だったそう。被災地に出向き、チャリティライブを重ねました。
「宿命を感じずにいられませんでした。自分がダンスを頑張る姿で誰かを元気づけたい、縁あって出会えた人の力になりたい。自分の生きたい道が決まりました」
恵比寿でスタジオを借り指導を行う傍ら、国内外の世界的コンペに精力的に出場し優勝を重ね実績を積み、その地位をしっかり築いてきました。コロナ禍もオンラインにて休むことなくレッスンを続け、一昨年等々力にて念願の自分のスタジオを構えました。気づけば生徒さんは90人にも上ります。
ベリーダンスと同様に力を注ぐピラティスと合わせて毎日開講、生徒さんに少しでも多くレッスンを受ける機会を提供したいと考えています。ベリーダンスを極めたい、もっと美しくなりたい、身体を整えたいとそれぞれの個の目的に向かって、決して人と比較することなく、昨日の自分自身を越えていく大切さを伝えています。日々のレッスンの成果を分かち合あうため、希望者のために発表会も年2回開催しています。
「鎌倉や白河など遠方から来てくださっている生徒さんもいらっしゃいます。私自身生徒さんに会えるのがほんとに楽しみなんです。一生お付き合いしていけるコミュニティでありたい、大事に大事に育てていきたいと思っています。ベリーダンス、ピラティスに興味のある方は是非いらしてください。何かを始めるのに遅いことは絶対ないので、躊躇しないでほしいと思います。私やここを必要としてくれている人に全力で向き合っていきたいと思っています」
