世田谷の商店街を見つける、つながる

あきない世田谷

周藤壱さん

バレエスタジオ スピカ

オープン日:2022年1月15日
大人のための「バレエスタジオ スピカ」。賑やかな商店街の通り近くにあって、その空間は別世界、静かで優しい時間が流れています。バレエへの小さなころからの憧れを今叶えている人、大人になってその魅力を知り門をたたいた人、幅広い世代の人がそれぞれの目標に向かい、楽しくレッスンに励んでいます。ピラティス教室も併設されています。

「ここでひとりでも多くの人とのご縁がつながり、バレエ、ピラティスを通して人生をより豊かなものにしていただけたらと思っています。プレーヤーとして踊ることが自分のバレエ人生のすべてでしたが、今は伝えること、教えることが楽しくて仕方ありません」

周藤先生のバレエとの出会いは10才の時、運動不足を心配したお母さまのススメでバレエ教室へ。女の子ばかりのなかでのレッスンは子ども心に決して楽しみな習い事ではなかったそう。やむを得ず出演した発表会の舞台をきっかけにその気持ちはすっかり変化しました。

「緊張感、まぶしいスポットライト、そして味わったことのない高揚感。もっと上手になってまた舞台に立ちたいと心から思う自分がいました」

以降バレエにすっかりはまり、中学3年の時に単身アメリカへバレエ留学します。19才のときにはサンフランシスコバレエスクールへ入校、長きに亘り在米し、バレエ漬けの日々を送っていました。

「バレエは決められたカタのなかで自由度があり、個性を表現できる競技、無限に動きを追求できることが面白くて仕方ありませんでした。アメリカでの指導の仕方が僕には合っていたんだと思います。『こうしちゃいけない』と教えるのが日本風なら、アメリカは『こうしていいよ』と選択肢を提示して自分で考えさせるような動機づけをしてくれます。今、自分が指導する立場になって当時の思いを振り返りながら、生徒さんと向き合っています」

帰国後はチャイコフスキー記念東京バレエ団に入団し海外ツアーに参加するなどプロとしてキャリアを積み上げてきました。30歳を過ぎ、将来を見据えダンサー、振付師としての活動を開始、また指導者としての経験も積むなか、身体の仕組みを知識としてしっかり知っておきたいとピラティス講師の資格も取得し、満を持して自身のスタジオを構えました。

「バレエはあらゆるジャンルのダンスの基礎になりますが、ピラティスはすべての運動の大元となるエクササイズ。体幹強化、姿勢改善、代謝向上などなど、その効果は身をもって実感している最中です。テレワークが増えていますので、運動の機会を求めていらっしゃる方も。ピラティスはきちんと身に付けていただければご自宅で実践できます」

現在、生徒さんは10代から70代の方まで。現役プリンシパルの蛭川騰子先生と共に、わかりやすい説明をモットーに指導に励んでいます。

「どうしたらいいレッスンができるかな、今はそれで頭がいっぱいです。いつか小さな発表会がしたいな、なんて目標も持っています。ご興味ある方は是非見学にいらしてほしいと思います」

バレエスタジオ スピカ

最寄駅
京王線・京王井の頭線 明大前駅 徒歩2分
住所
世田谷区松原1-38-8 野口マンション101

営業時間、定休日など変更されている場合もありますので、お店のウェブサイトなどでお確かめください。