「お子さんからご年配の方まで幅広い年代の方が暮らしている大きなまちでいろんな方のお役に立ちたいと開業の地に三軒茶屋を選びました。なにぶん病院ですから決して前向きに足を運びたいところではないかとは思いますが、気になるところがあれば様子見をしないで、我慢しないで、迷わず相談してほしいです。症状が悪化してしまう前に、とお伝えしたいです」
院長の長谷川雅弘先生は高校時代、人の体の不思議と素晴らしさを紹介するテレビ番組をきっかけに人の体の仕組みに強い興味を持つように。謎だらけの人の体を突き詰めるため医学を学びたいと一念発起して医師を志します。小さい頃から手先が器用で細かい作業が得意、その適性を生かせると複雑で繊細な手術の多い形成外科を志望しました。大学卒業後は東京女子医科大学形成外科に入局し、主に大学病院で診療にあたっていました。
「大学病院でさまざま症例の高度な手術を経験することができました。一方、大学病院は、同じ医師がひとりの患者さんをじっくり診て差し上げることが出来ません。いつしか、すべて自分で診察して治療方針を決め治療をしたい、治療後の様子もしっかり見届けたい、との思いが強くなっていました。医学への興味から医師になりましたが、日々患者さんと向き合うなか、研究より臨床(診察)にやりがいを感じるようになっていました」
退局後、都内の皮膚科のクリニックで皮膚科医の研鑽を積み、今日の開業に至ります。これまでまったく縁のなかった三軒茶屋でいちからのスタート、患者さんと心を通い合わせて信頼を積み重ねていこうと日々診療にあたっています。
「電子カルテの入力で画面を見る以外は出来るだけ患者さんの目を見ながらの会話を心掛けています。話をじっくり伺って、私からはわかりやすく丁寧にお話することで不安や心配を少しでも軽減したいと思っています」
体表面に関する困りごとは季節そして年齢によってさまざま変化していくそうです。暑い時期にはあせもやとびひ、虫刺され、寒くなれば乾燥、また、歳を重ねることでシミやしわ、眼瞼下垂といった新たな困りごとも生まれます。だからこそ、永きに亘り身体の状態や体質を熟知している、皮膚のかかりつけ医を持ってほしいと考えます。
「命に関わることは大変少ない医療分野ですが、薬ひとつで我慢していた不快な痒みが取れたり、ご自身が気になるホクロやシミを取ることで前向きになれたり。皆さんがよりよい生活が送れるお手伝いをしたいと思っています。お気軽にご相談ください。おひとりおひとりに合った適切な治療を提案させていただきます」